日本古来の壁というと、一般的に
「泥」の土壁といわれています。

日本建築の泥壁は、「小舞(こま
い)」という細竹を縦横に編みこ
んだものを柱と柱の間に張り、そ
こに「ワラすき」を混ぜ合わせた
泥土を塗り込んだものです。

漆喰壁はその上に泥と石灰を混ぜ
合わせた漆喰を上塗りしたもので、
上等の漆喰壁は色のついた粘土や砂に石灰を混ぜた漆喰でさらに上塗りをします。

日本特有の泥壁や漆喰壁は、地震などに弱い面がありますが、湿気の多い日本の気候や風土にマッチし、日本古来の「ロハス・スタイル」といえます。

他にも、「泥」の壁には様々な特徴があり、そのひとつは「断熱効果」です。泥土に含まれている空気の層と、泥土に混入されるワラすきにより、断熱作用の役目が果たされ、外気を遮断するとともに、室内の温度が外に逃げることを防ぐ役目があります。

また、泥土や漆喰は燃えにくいため、防火壁の役割もあります。燃えやすい木造住宅のなかで、少しでも火災を防ぐという知恵が土壁や漆喰を生み出したともいえます。

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